【決算】TSMC-4Q
今日は半導体が調整。つぶやきの通り、大きくトレンドを割るような下落はなく、今のところ調整でしかないとは思っていますが、念のため利食い。
そして場中にTSMCの決算発表。半導体世界シェア55.6%の巨人。
半導体素人ながらこれもさらっと見ていきたい。
売上高は前年対比+14%の増収、粗利以下も全く問題なく利益率も良化。どういう要因でそうなったか等の細かいことはわからないので省略。
このスライドからが重要な気はしている。半導体は微細化が命でいかに他社と比較し小さくつれくるかが重要。
どの程度の小ささでつくれるかの話題が出た時にはnm(ナノメートル)という単位を使ったりしている。
1nmは10億分の1m言い方を変えると100万分の1mm…想像すると途方もない小ささなんだけど、その幅で回路をひいていますよ、ということ。
昔スケルトンのゲームボーイがあったけど中身をよくよく見ると緑色の基盤に金色のラインが無数に引かれていたと思う、そのラインの幅について、現在はそのラインの幅を100万分の1mmの幅で引ける→あの基盤自体もめちゃくちゃ小さく済んでしまうのかな…という素人の想像です、間違っていたら、すません。
話はそれたが、TSMCの微細化は世界で一番進んでいて、3Qから5nmの本格製造が始まりこの4Qではそれが更に加速している様子。
このスライドの左側円グラフは 製造する半導体が何に使われているかが書かれているんだけど、ごらんのとおり、スマートフォンが5割、HPCはハイスペックPCのことだと思うけど3割を占めている。
で、右側の棒グラフは半導体がどのプラットフォーム宛に製造されたかQonQでの変化が書かれている。
自動車、データ通信機器(5G)が好調なのがわかる。個人的には自動車に注目していてここは昨日の安川電機の短信には書かれていたんだけど(触れなかったけど)、自動車製造が活発化(特に中国)しているのは間違いない。
2020年12月期、通年の内訳。
後は当期に設備投資2.9兆円を実施するという話もある。サムスンも設備投資の計画があるでしょうし、日本の半導体装置メーカーの出番だと思っている。
以上、ざっくり見てみました。
以下はメモ
≪第4四半期の事業内容 ≫
業界をリードする5ナノメートル級の需要に支えられています。
Wendell Huang氏は、「5Gスマートフォンの発売とHPC関連のアプリケーションが牽引するテクノロジー」と述べています。
TSMCの副社長兼最高財務責任者。"2021年第1四半期に向けて、当社の事業は以下のようになると予想しています。
HPC関連需要、自動車分野の回復、マイルド化に支えられる
スマートフォンの季節性が近年に比べて変化している」と指摘されています。
現在の業績見通しに基づき、当社の業績は、全体的には、以下のようになると予想しております。
2021年第1四半期の売上高は以下の通りです。
売上高は127億米ドルから130億米ドルを見込んでおります。
また、為替レートは1米ドル=27.95NTドルを前提としております。
売上総利益率は50.5%~52.5%の見込み。
営業利益率は39.5%から41.5%の間である。
経営陣はさらに、2021年の資本予算を250億ドル~250億ドルと予想している。
280億米ドル。
≪車載用半導体について≫
≪日経記事≫